フレンチプレスコーヒーはまずい?ドリップとの違いやポイントを解説!

コーヒー

お店で出しているところはまだまだ少ないですが、フレンチプレスのコーヒーをお店で飲んで美味しいと思い、

お家で淹れてみたところ、

「ん?まずい?」と感じたことはないでしょうか?

まずいと感じることには、決定的な理由があるんです。

もちろん、全てを知った上で好まない人もいると思いますが、

今回は、「ドリップと何が違うのかよくわかっていない」という方にもわかりやすいように、

ドリップとの違いを解説しながら、フレンチプレスで失敗しない方法も解説していきます!

フレンチプレスで淹れるとなぜまずいと感じるのか?

実際、フレンチプレスは苦手という方もいらっしゃいます。

それでは、なぜまずいと感じてしまうのか?

順番に見ていきましょう!

技術がないからまずい?

ドリップの場合は、抽出する際にある程度の技術が必要です。

美味しく淹れるポイントについては、ドリップの淹れ方を解説した記事で詳しく説明しておりますので、よろしければご覧ください!

しかし、フレンチプレスの抽出に至っては技術はほとんど必要ありません!

超簡単にレシピを説明すると、

  1. プレスに粉を入れる
  2. 時間の計測をスタートし、お湯を注ぐ
  3. 4分経ったら、プランジャーを押し下げて完成

本当にこれだけなんですよ!笑

技術はいらないですよね?

粉の量やお湯の量などの細かいレシピは、説明書やyou tubeなどで色々ありますのでそちらを参考にしてください!

ということで、お家で入れた時にまずいと感じても、技術の違いではありません。

原料がよくないからまずい?

それでは、なぜまずいのか?

ズバリ、答えは「原料の豆が悪い」です!

これを聞いてショックに思う方もいるかもしれませんが、事実なんです。

あれ、でも同じ豆をドリップで淹れたときはまずくはなかったのに。。。

と思った方はいませんか?

それはこの後説明する、ドリップとフレンチプレスでの大きな違いを見ていただければ、納得してもらえるかと思います!

フレンチプレスとドリップの大きな違い

ドリップで淹れて美味しかった豆が、フレンチプレスでは美味しくなかった。

このように感じている方に覚えていただきたい内容が、これら2つの抽出メカニズムの違いです。

もちろん人によって好みもありますが、ここでは一旦好みの話は置いておきましょう。

まず、この2つの大きな違いは

  • フィルターの違い
  • 透過法か浸漬法か

です!

一つずつ詳しく説明していきます!

フィルターの違いとは

ドリップに使うのはペーパーフィルターですよね。

そして、プレスは金属フィルターとなります。

これで何が違ってくるのかというと、目の粗さに注目してみてください。

当然、ペーパーよりも金属フィルターの方が目が粗いですよね?

金属の方は目が粗い分、ペーパーでは濾し取ってしまうものも、通してしまうんです。

主に、「オイル」「微粉」の2つを通すことになります。

コーヒーのオイルについて

オイルは豆に含まれている大事な成分で、このオイルに豆の特徴であるフレーバーが含まれます。

ペーパーでは紙の成分がオイルを吸収して通さないので、コーヒーの液面を比べてみると、ドリップでは綺麗なんですが、プレスではオイルが浮いていて、「カップはちゃんと洗ったのかな?」とも思えるような液面になってしまいます。

しかし、スペシャルティコーヒーの個性的なフレーバーを存分に感じるには、このオイルが大事なのです!

コーヒー豆の微粉について

次に、豆を挽いた時に本当に細かい粉末のようなものも出てきますが、これを「微粉」と呼びます。

そして、この微粉はかなり細かいので、金属フィルターの目を通り抜けるんです。

フレンチプレスのコーヒーを飲んでいると、最後に粉のようなものが残りますよね?

また、液面を比べてみても、少し濁っているように見えるかと思います。

それが微粉です。

この微粉については、「口に粉っぽさが残るから苦手」という方もいますが、人間の舌は実際そこまで敏感ではないので、個人的には気にし過ぎのようにも感じます。

さて、長々と説明してきましたが、簡単にまとめると、

金属フィルターは目が粗いのでペーパーフィルターよりも色々な成分を通す。

つまり、「豆の品質がよりダイレクトに液体に現れる」ということです。

良くも悪くも、豆の成分全体を味わうということなんですよね。

言い換えれば、「品質の低い豆を使うと、まずい成分も全部味わうことになる」ということなんです。

透過法と浸漬法の違いとは

続いて、2つの抽出法の大きな違いで言いますと、抽出メカニズムがドリップは「透過法」なのに対し、フレンチプレスは「浸漬法」になります。

よくわからない方もいると思いますので、説明していきますね。

透過法は何かというと、「コーヒーの層にお湯を通して抽出する方法」です。

ドリップの様子を見てもらうとわかりやすいのですが、

粉を入れたペーパー(粉の層)にお湯を通していますよね?

簡単な説明ですが、これを透過法と言います。

次に浸漬法ですが、漢字の通り漬けるということで、煮出すようなイメージですね。

お茶を抽出するときも、急須にお茶っ葉を入れて、お湯を注ぐと思いますが、それと同じ方法です!

この二つの大きな違いは、粉とお湯との接触時間です。

浸漬法の方が、粉とお湯が4分間ずっと接触していますよね?

一方、透過法はお湯を注ぎながら落ちていっていますので、お湯との接触時間は当然短くなります。

つまり、フレンチプレスの方が全体的に成分が抽出されやすいということです。

ただ、これもメリットとデメリットが一体となっていて、美味しい成分もまずい成分(雑味)も両方が抽出されやすいんです。

品質の低い豆は雑味が多く、良い豆になればなるほど雑味も少なくなるので、豆の選び方が重要ということになります。

まとめ

いかがでしたか?

ここまでの内容をまとめると、

フレンチプレスのコーヒーがまずいと感じる理由は、そもそも「豆の品質が悪い」から。

つまり、豆の品質がダイレクトに液体に影響するため、原料の選定が非常に重要!ということでした。

なので、高品質の豆はフレンチプレスで飲むことをお勧めします!

ぜひ、好みだけではなく品質による抽出法の使い分けもして、コーヒーライフをさらに楽しんでくださいね!

 

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