美味しいコーヒーってどんな味?コーヒーの評価基準を徹底解説!

コーヒー

「美味しいコーヒーってどんな味ですか?」
と質問されて、あなたはすぐに答えることができますか?

はじめに、答えを簡単に言ってしまうと、
「甘味があり、爽やかな酸味を持ち、後味が良いコーヒー」です!

「深い苦味がある」「コクがある」などをよく耳にしますが、
この記事では、国際的な評価基準を解説し、それらをどんどん覆していきます。

これを知らなければ、
ちゃんとわかっている人と、コーヒーの話をしたときに、
「あ、この人わかってないな。。」と恥をかいてしまうことになりかねません。

コーヒーの概念や価値観を変えていき、今後のコーヒーライフをさらに充実させていきましょう!

美味しいコーヒーに関するよくある勘違い

今は100円でどこでもコーヒーが飲める時代ですよね。

こういったコーヒーばかりを飲んで満足しているというのは、
とても「もったいないな!」と思います。

もっと美味しいコーヒーを皆さんに飲んで欲しいので、普通に生活しているだけでは入ってこない情報なども混ぜながら、解説していきたいと思います!

好きなコーヒーと美味しいコーヒー

先にご理解いただきたいのですが、
ここでご紹介している「美味しいコーヒー」は「好きなコーヒー」とは違います。

僕がお伝えしたい「美味しいコーヒー」というのは、品質が高いコーヒーに共通する項目についてです。
簡単に言うと、「値段が高いコーヒーってこんな特徴があることが多いですよ!」ってことですね。

ただ、コーヒーの品質についての情報は、残念ながら消費者にはあまり届いていないことがほとんどです。
そのため、大したことのないコーヒーを、それなりに高い値段で売っているお店はかなり多いのが事実です。

コーヒーの品質については、>>コーヒーの種類とランクを解説の記事にて、買い方を間違えないためにじっくりと説明させていただいてますので、こちらもチェックをお願いします!

苦味がある方が良いコーヒー?

結論から言うと、決してそんなことはありません。

苦味は焙煎度合いによるものですので、品質の良し悪しに関わるものではないです。

極端な話、どんなに値段の高い豆でも、どんなに安い豆でも、
焙煎を深くすれば苦くなりますし、浅くすれば苦味は少なくなります。

コクがあるコーヒーとは?

正直なところ、コーヒー豆を販売している側からすると、「コクがあるのが欲しい」というのは非常に難しい注文になります。

と言うのも、そもそも「コク」について明確に定義されていないからです。
そのため、「コク」という表現は、一人一人が違う味のことを言っているんです

実際、僕も色々ヒアリングをしてきましたが、「苦味がある」ことを指す人もいますし、
「コクがあるコーヒーというのは、どういった味のことをおっしゃっていますか?」と聞き返してみると、「うーん。。」と自分でもよくわかっていない人もかなり多かったですね。

それだけ「コク」と言うのは曖昧な表現であり、便利な言葉ってことですね。

日本人って「コク」って言葉好きですよね。笑
「コクがある」って言えば美味しそうに聞こえますからね。

ここで、よく勘違いされやすいコーヒーの味の表現について、非常にわかりやすく解説してくれている動画がありますので、紹介しておきますね!

コーヒーの評価の仕方

一般的にはあまり知られていないかと思いますが、コーヒーの国際品評会があることはご存知でしょうか?

国ごとに開催され、国際審査員複数名が点数をつけ、順位がつけられるのですが、1位になったコーヒーはとんでもなく高い値段で取引されたりします。

それでは、国際品評会でも使用される、点数の評価基準をご説明していき、「良いコーヒー」とはどんなものなのか、さらに深掘りしていきたいと思います♪

品評会で使われる国際的な評価基準

こちらが、国際品評会で使われている評価シートです。
評価項目を見ていくと、

  • クリーンカップ(透明性)
  • スイートネス(甘さ)
  • アシディティ(酸の質)
  • マウスフィール(口当たり)
  • フレーバー
  • アフターテイスト(後味)
  • バランス
  • オーバーオール(総合評価)

があります。

このそれぞれの項目を評価していき、100点満点で点数をつけていきます。

苦味の評価項目はない!?

評価項目を見て気づいたかと思いますが、
コーヒーの品質を評価する項目には、苦味はないんです!

なぜかと言うと、
苦味というのは、コーヒー豆を焙煎してはじめて出てくるものだからです。
極端な話、焦がしているから苦い、ということです。

お肉でも魚でも、焦がしてしまうと、コゲの部分って苦味がありますよね?
コーヒーも同じなんです!
つまり苦味は、原料に後から付け加えた味ということなんです。

そのため、コーヒー豆自体の品質を評価する項目に、苦味はないということです。

品質の良いコーヒーはこの評価が高い

さて、苦味は品質の良し悪しには関係ないとお伝えしましたが、
続いて、品質が高いコーヒーの特徴を解説していきます!

はじめに、美味しいコーヒーは「甘味があり、爽やかな酸味を持ち、後味が良いコーヒー」とお伝えしました。

「え、酸味?酸味があるのは苦手なんですけど、、、」
と思う方も多いと思いますが、コーヒーの酸味が敬遠されやすいのは、いろんな背景がありますので、酸味の考え方などは、>>酸味のよくある勘違いを解説した記事でお伝えしています。

まず覚えていただきたいのが、フルーティーなコーヒーと、酸っぱいコーヒーは、どちらも酸味の表現にはなりますが、意味が全然違うということです。
ここで重要になってくる項目が「甘味」になります。

例えば、みかんを思い出してみてください。
美味しいみかんって甘いですよね?
さらに、これはハズレだなって思うみかんは、甘くなくて酸っぱいみかんではないでしょうか?

コーヒーもフルーツですので、考え方は同じなんです!

品質が高い豆ほど甘味があり、酸味があっても、フルーツのようにジューシーな味わいになり、爽やかな酸味となります。
さらに酸味の質では、ツンとするシャープな酸なのか、角がなくて丸い酸なのかも非常に重要になります。

最後に後味についてですが、品質が高いコーヒーほど後味が「甘さで消えていく」という特徴があります。
これも重要なポイントで、飲み込んだ後の口の中に、刺すような酸味や渋みがあると評価が下がってしまいます。
もちろん深煎りのコーヒーは、後味に苦味が残りやすいのですが、重要なのは、それが「甘さを伴った苦味」なのかどうかです。
とにかく重要なのは「甘さ」ですね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

何度も言いますが、大事なのは「甘さと酸味」です

ここまで色々と説明してきましたが、
中には、言葉で説明されてもよくわからない、と思っている方も少なくないと思います。

確かにその通りだと思います。

なので、簡単に違いをみる方法として、
コンビニコーヒーを2種類ほど、スペシャルティコーヒーを2種類ほど買ってきて、
甘味と後味に注目しながら飲み比べてみてください。

それぞれ1種類ずつだと、それがコーヒーの品質によるものなのか、産地による特徴なのかがわからなくなるので、2種類以上ずつ飲み比べることをおすすめ致します。

ぜひ、高品質コーヒーの奥深さを体験してみてくださいね♪

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