みなさんは、ご家族に「歯ぎしりしてたよ」って言われたことはありますでしょうか?
僕は昔から、父が寝てる間に物凄い音で歯ぎしりをしていたのを見ていたので、自分はあんな感じになりたくないな〜と思っていました。
しかし、結婚してある朝、妻から
「歯ぎしりしてたよ」と言われてしまいました。。。
結構ショックでしたねw
このショックなところというのが、睡眠中の事なので、自分ではどうしようもないこと、という点です。
日頃の癖であれば、努力でなんとかなりますが、無意識下のことですので我慢することができないのです。。
しかし、歯ぎしりを経験したことがある人は、なんと7割もいるそうです!
そこで、歯ぎしりについて少し調べてまとめてみましたので、一緒に見ていきましょう!
歯ぎしりの種類
調べてみると、歯ぎしりにも種類があるとのことでした。
順番にご紹介していきます!
グラインディング
おそらく、みなさんが歯ぎしりと言ってまず想像するのが、このグラインディングではないでしょうか?
実際、最も頻度が多いものだそうです。
これは、上下の歯を強く噛んだ状態で擦り合わせて、「ギリギリ」や「キュッキュッ」と音がすることを言います。
基本的には眠っているときにするものですが、中には起きているときにしている方も少なからずいるようです。
クレンチング
これは食いしばりとも呼ばれるそうなのですが、
上下の歯を強い力で噛み込むことを指します。
グラインディングと違い、グッと力強く噛むだけで擦り合わせることはないので、音は鳴りません。
そのため、周りの人も気付きにくいということになります。
これは、起きている間も意外とやってしまっている方も、いるかもしれませんね。
タッピング
タッピングは、名前からも想像することができるかと思いますが、
上下の歯を「カチカチ」と噛み合わせることを指します。
これは、睡眠時の中では最も頻度が低いものになりますが、身近なところで誰もが経験しているかもしれません。
それは、めちゃくちゃ寒い時の、歯がカタカタとなるあれです!
また、少し話がそれますが、お笑い芸人プラスマイナスの岩橋さんが、手で顎を叩いてカチカチと鳴らしているのをご存知でしょうか?
あれは、かなり歯に悪そうですので、真似しない方がいいですね(汗)
歯ぎしりの原因
なぜ歯ぎしりが起こるのか?そのメカニズムは完全にはわかっていないそうです。
現在考えられているいくつかの原因について見ていきたいと思います!
ストレス
歯ぎしりの原因で最多と言われているのは、「ストレス」だそうです。
やっぱりみんなストレスが溜まっているんですね。。
「攻撃」としての噛むという行為
人間誰しも、ストレスが溜まったときに、誰かにキツい態度を取ったり、物を投げたりと、「攻撃」をすることがありますよね?
攻撃をすることで、ストレスが解消することは、少なからずあるかと思います。
次に、噛むことの意味を考えた時に、人間は「食べ物を噛み砕いて消化しやすい状態にする」ことがほとんどかと思いますが、
そのほかの動物で考えたときに、「攻撃」という目的で噛みますよね?
つまり、人間も無意識下で噛むことで「攻撃」し、ストレスを解消しようとしているのではないか?
ということが考えられます。
飲酒・喫煙
次に飲酒や喫煙です。
これは、歯ぎしりとの因果関係がはっきりとはわかっていませんが、お酒やタバコが原因で起こるという説もあります。
また、アルコールやニコチンの摂取は、歯ぎしりを悪化させる危険性があると言われています。
噛み合わせ
次に、噛み合わせが悪い方は、歯ぎしりが起こりやすいそうです。
噛み合わせたときに、ある特定の歯が集中的に強く接触していたり、
詰め物や被せ物が高いことが原因でぶつかったりすると、歯ぎしりの原因になります。
歯ぎしりの影響は?
いくらストレスの解消のためとはいえど、放っておいていい物ではありませんよね?
もちろん、周りへの迷惑もありますし、何より歯や顎へのダメージはかなりのものになります。
歯ぎしりって、意識的に強く噛んだり擦ったりしてみても、音は鳴りませんよね?
少なくとも、僕は全然鳴らないのですが、それでも音が鳴るということは、
普段よりも強い力で噛んでいることが考えられます。
無意識下で起こっていることなので、力の制御ができていないということですね。
実際、歯ぎしりの力は、自分の体重の2〜5倍と言われています。
すごいですよね!?
基本的に、噛む力は自分の体重くらいの力が一般的と言われています。
僕は一度、咬合力(噛む力)を計ったことがありますが、
思いっきり噛んだつもりですが、体重とほぼ同じでした。
これらのことから、歯に相当な負担がかかっていることは明らかかと思います。
歯ぎしりを治すには?
では、どうすればいいんでしょうか?
まず、考えられることは、
原因の根本であるストレスを軽減することですが、
そんな簡単にストレスをなくしたり、減らしたりできるなら苦労はしないわ!
って感じですよね?
なので治すというより、「緩和する」というふうに考えられているそうです。
「ナイトガード」という睡眠時専用のマウスピースがあります。
このナイトガードつけて眠ることで、顎にかかる負担を軽減すると同時に、歯ぎしりの音を防ぐことができます。
寝づらそうと思うかもしれませんが、慣れたら大丈夫らしいです。
矯正などもしたことない僕からすると、ちょっと抵抗がありますね〜。
でも、将来の歯周病のリスクなどを考えると、やはり対策はしないといけないと思います。
まとめ
●歯ぎしりは基本的にストレスが原因で起こり、日本人の約7割が経験したことがある。
●ストレスをなくすことも考えながら、なんとか歯や顎への負担を減らすために、ナイトガードをつけるなどの対策を考えるべき
年配の方で、歯や顎が弱ってくると、食べることがしんどいという方も少なくないです。
一生、口から食べて栄養を取りたいですよね?
なので、僕も歯だけは大事にしていこうと思っています!
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